Animal Science Journalに投稿していた論文「Ovarian dynamics in progesterone tablet-induced superovulation in goats assessed by magnetic resonance imaging」がアクセプトとなりました。
日本ではヒツジ・ヤギに用いる膣内留置プロゲステロン徐放デバイスがありません。そこで,同徐放デバイスの替わりにヒトの不妊治療で用いられているプロゲステロンのタブレットを過剰排卵処置に応用するという内容です。
分子生物学的なテクニックが向上し,遺伝子改変・ゲノム編集がとてもやりやすくなりました。でも,需要があるにもかかわらず,多くの国々でヤギやブタの遺伝子改変・ゲノム編集は実施されていません。この理由として,多くの研究室で生体を扱うことが困難であり,かつ生体を扱う技術(In Vivo)が洗練されていないことが挙げられます。
私たちは少し遠回りだけれども,中大動物におけるIn Vivo技術を洗練させることで,より付加価値の高い遺伝子改変・ゲノム編集動物の作出を試みて参ります。
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