top of page

8/4 論文ゼミがありました。

加藤君主催の論文ゼミで,Han, et al., Vitrification and nanowarming enable long-term organ cryopreservation and life-sustaining kidney transplantation in a rat model. Nat Commun. 2023. 14: 3407.を読みました。移植用の腎臓を凍結保存する方法の開発を目指した論文でした。新鮮な腎臓と比較するとおちるものの,nanowarmingという手法で融解すると,移植に使えるレベルの機能を復活させられるとのことです。

 この研究ではラットの腎臓を使っていました。nanowarmingという融解法がヒトの腎移植に活用することができるかを検証するには,もっと大きな動物を使った実験での検証が必要だと考察されています。


5 views

Recent Posts

See All

27日と28日に東京で行われた日本ウマ科学会で発表してきました。タイトルは『「馬追い」を活用した御崎馬における血統書作成』です。 本当は,今年度の馬追いに参加した泉さんに発表をしてもらおうと思ったのですが,試験のため参加が叶わなかったため,替わりに高須が発表しました。 11月後半から,クライオカンファランス,先進医工学ブタ研究会,ウマ科学会で報告できました。今年度の目標,「たくさん学会で報告する」

11月24日,25日に三島で開催された先進医工学ブタ研究会で杷野さんが発表してきました。演題は「アダルトマイクロミニピッグの脳MRアトラス」でした。 異種移植などをされている先生方の前で,少し緊張をされているように感じましたが,上手く話せていました。質問やコメントも出て有意義な報告であったと感じました。 改めて,学会という〆切を作って,まとめ,報告する作業の大切さを感じました。杷野さん,お疲れさま

杷野さん主催のゼミで,Generation of functional ooyctes from male mice in vitro。Nature 615, 2023を読みました。オスのマウスの始原生殖細胞の性を転換させ,オス由来の卵子を作る研究です。すぐに使える実用的な価値は?と問われると難しいのですが,生物学としてとても興味深い内容でした。 今は実用を目指した研究を中心としていますが,生物学

bottom of page