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4/25 論文が受理されました

東京慈恵会医科大学とのブタの胎子オルガノイドに関する共同研究がInt. J. Mol. Sci.に受理されました。タイトルは,Fetal kidney grafts and organoids from microminiature pigs: Establishing a protocol of production and long-term cryopreservation. Inage et al.です。

 胎子の細胞や組織は,アダルトのものとは異なる性質を持っています。とても興味深い知見です。この論文は,ブタ胎子の組織をきちんと凍結保存するプロトコールの開発に関する論文です。

 異種移植も少しずつ現実的になってきました。 この分野は実用としても興味深いのですが,私にとっては生物学としてもとても面白いと感じています。何が種を分けているのか,種とはなんなのかということを考えさせられます。

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5/9 少しずつ進んでいます

連休が明け,少しずつ新年度が動き出してきました。進行中のプロジェクトもありますが,新たなプロジェクトの相談も出てきています。気が早いように思われるかもしれませんが,そろそろ秋の申請に向けて動かなければならない時期になってきています。 本日,担当する講義でも話をする予定なのですが,幸運の女神には後ろ髪が無いといわれています。幸運の女神がこちらに向かってきたときには前髪をつかめるのですが,去っていくと

4/19 創薬シーズ共同研究の公募

岐阜大学で創薬シーズ共同研究の公募が出ています(5月31日締切り)。この公募は「創薬シーズの開発・育成研究を中心に,日本医療研究開発機構 (AMED)の橋渡し研究プログラム(シーズA又はシーズ H)を目指す研究提案」を対象としています。 昨年度,このグラントに採択いただき,糖尿病マイクロミニピッグモデルを作製しました。今年度はこのモデルをプレーデータとして使い,大きなプロジェクトに挑みます。 どん

4/14 ガクチカを挙げるならば

研究室で話をしていて,「ガクチカ」が話題になりました。ガクチカとは「学生時代に力を入れたこと」の略だそうです。そのガクチカが就職試験で問われるので,どうしたらよい?との話でした。 研究室に入る前のことは分かりませんが,少なくとも研究室に入ってからは「研究」ではないかと答えました。それに対して,ガクチカは「学業以外」だから,研究は違うのではということでした。 ちょっと乱暴な見方をします。ガクチカもな

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